映画・映像
忠臣蔵映画と日本人   〈雪〉と〈桜〉の美学
忠臣蔵映画と日本人

小松 宰[著]
四六判/272頁
本体2400円(+税)
ISBN978-4-86405-084-5
C0074
2015-11

日本映画


《第27回大衆文学研究賞大衆文化部門受賞》

100 年にもわたって作られてきた忠臣蔵映画を論じ、そこに見られる日本人の精神性や美意識をさぐる。
数多くの忠臣蔵映画の全貌がいま明らかに──。

【目次】

第一章 戦前の忠臣蔵映画
第二章 戦後の忠臣蔵映画全盛時代
第三章 空白の時代の忠臣蔵映画

〈間奏曲〉忠臣蔵事始め

第四章 忠臣蔵と浄瑠璃坂の敵討ち
第五章 刃傷事件の余波

〈忠臣蔵への視点T〉“制服時代劇”としての忠臣蔵

第六章 元禄十四年の日蝕
第七章 大老暗殺事件と忠臣蔵

〈忠臣蔵への視点U〉雪の日の決起

第八章 吉良家の勇士たち
第九章 銘々伝と外伝
第十章 大河ドラマの忠臣蔵

〈忠臣蔵への視点V〉赤穂浪士はなぜ討ち入ったのか

終章 忠臣蔵とは何か

人生の第一関門──あとがきに代えて


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【著者紹介】
小松 宰(こまつ おさむ)
映画評論家。日本映画ペンクラブ会員。
新聞や雑誌に映画評論を多数発表。近年は時代劇映画の研究に専念。忠臣蔵研究家としての忠臣蔵講演をはじめ、織田信長、坂本龍馬、源義経などの歴史講演も数多く行っている。 NHKカルチャー弘前教室映画講座講師。弘前文学学校講師。
著書『怪談 鳳鳴の七不思議』路上社。『剣光一閃』森話社。
共著『秋田県の不思議事典』新人物往来社 (文庫化題名『秋田県謎解き散歩』中経出版)など。